私たちについて

YUIENの理念

YUIEN -ゆいえん- は、「ヤングケアラー」の生きづらい思いに、寄り添い支えたいと願うボランティアによって設立された任意団体です。

私たちは、ヤングケアラーへの「ITを活用した学習支援」、オンラインの「居場所づくり」(将来は地域の居場所づくり)、社会に向けた「啓発」を三本の柱として活動していきます。

私たちの得意を活かし、ヤングケアラーの方たちの少しでも支えになれることを願っています。

YUIEN 名前の由来

YUIEN – ゆいえん – の名前の由来は、「結ぶ」と「縁」から来ています。
「人と人との縁を結ぶ」、「未来に結ぶ」をイメージしています。

ヤングケアラーを支援者の人に繋げていく、ヤングケアラー当事者の仲間を見つける、ヤングケアラーの方にスキルを身につけていただいて、未来に繋がるようなコーディネイトが出来るようになりたいと思っています。

代表者の想い

現在の日本社会における「ヤングケアラー」の課題の背景には、社会の問題を「個人の自己責任」にされてしまう世の中の在り方に、根本的な原因があるように感じています。

少子化が進むなか、社会全体で子どもを支えていく仕組み作り、制度の改革がなされて欲しいと切に願います。

私は幼いころから、未治療の統合失調症の家族二人と共に生活をしていました。家の中には居場所がなく、落ち着いて睡眠を取ることも出来ませんでした。中学時代は不登校でしたが、家族に相談することも出来ず、学校の大人たちで助けてくれる人もおらず、幼いころから全てのことは自分一人で解決するしかない成育環境でした。未成年のころ、家庭内に居場所がないことから友人の家を渡り歩く「難民」のような生活をしていたこともありました。

「同年代の友人に話すことも出来ない」、「周りの大人にも理解されない」、「頼れる人が少ない」ことが孤立感を増していく状態でした。

私はこれから出会う、ヤングケアラーの人たちの伴走者となり、共に考えて歩む力になりたいと思っています。「話ができる」、「学べる」、「食べれる」といった場を提供していけるよう活動に取り組んでいきたいと思います。